顔やワキ、手足のムダ毛に「痛いけど、一瞬我慢すれば…。」と、ついついやってしまう手軽なピンセットでの毛抜き。毛抜きに慣れてくると、狙った毛が命中して抜けた時は、何とも言えないスッキリ感を覚える方も少なくないのでは?しかし毛抜きには、思わぬ落とし穴があるのです。美しい素肌を保つための毛抜きのデメリットをご紹介します。
毛を抜いた時に、根元に白っぽい塊が付いてくるとがありますよね。これは抜けた毛が生えていた毛穴の壁の一部が?がれたものだってご存知でしたか?毛の根元には「毛乳頭」と呼ばれる毛を生み出す工場があります。この毛乳頭を取り囲む細胞のうちの一つ「毛母細胞」で毛が作られ上に押し上げられることによって毛が育つのです。
実は毛の組織のうち、生きているのは毛乳頭だけ。毛乳頭には血管や神経がありますから、乱暴に毛を抜くと出血したり痛みを伴ったりするのです。つまり、毛を抜くと、目には見えない毛穴の中で、皮膚をちぎって傷つけていることになるのです!毛抜きは、手軽にムダ毛をケアできる方法ですが、実は身体にダメージを与えているのです。キレイになるためのお手入れが、間違った方法をすると肌に悪影響を及ぼしているかもしれない…そう思うと恐ろしいですね。
忌々しい毛も、むやみに抜いてしまっては部位によっては涙が出るほど痛いですよね。痛みは身体から発されるサイン。痛いと感じる所ほど、きっとあなたのお肌も悲鳴をあげているはず。自分で処理する場合には、なるべく痛めつけないように処理したいですね。剃る場合は、クリームや石鹸の泡などで肌を保護し、すべりを良くして刃をあてるのが良いでしょう。
毛は肌と繋がっていますから、毛と肌、総合的に考えたお手入れが必要ですね。毛を悪者扱いするのではなく、キレイのための自分の身体の一部として、上手に関わっていきたいものです。